リバーハウスの虹




原題  Seven little Australians

1975年7月14日から7月30にかけてNHK少年ドラマシリーズで放映

カラー 30分 全9話(本来は10話)

1973年 オーストラリア ABC制作

1890年のシドニーを舞台に、イギリス海軍基地に勤める厳格なウールコット大尉と若き妻エスター、7人の子供たちを描いた「若草物語」風ドラマ

邦題の「虹」は7人の子供たちを指す。

原作はエセル・ターナー(Ethel Turner)の「七人のオーストラリアの子どもたち(Seven Little Australians)」(1894)

■CAST■

ウールコット大 尉 レナード・ティー ル(Leonard Teale)
エスター(妻) エリザベス・アレ クサンダー(Elizabeth Alexander)
メグ(長女) バーバラ・リュー リン(Barbara Llewellyn)
ピップ(長男) マーク・クラーク (Mark Clarke)
ジュディ(次 女) ジェニファー・ク ラフ(Jennifer Cluff)
ネル(三女) アンナ・フルー ビー(Anna Hruby)
バンティ(次 男) マーク・シールズ ブラウン(Mark Shields-Brown)
ベビー(四女) タニア・ファラー (Tania Falla)
ジェニー(三 男) クリスチャン・ロ ビンソン(Christian Robinson)





エピソード一覧(邦題サブタイトルなし)

第1話 Fowl For Dinner
舞台は1890年代初め、植民地時代末期のオーストラリア、シドニー。イギリス軍基地に勤めるウールコット大尉の家族は年の離れた妻エスター、そして7人の子供たち。厳格な父ウールコットとは対照的に、継母であるエスターは、長女メグや次女ジュディと年齢が近いこともあり悪戯盛りの子供たちのよき理解者であろうとする。そんなある日、ウールコットは基地の司令官夫妻を晩餐に招く。子供たちはみな自室でおとなしくするよう言いつけられるが、そんなことが守られるはずもなく次々と騒動を起こす。客の前で恥をかき、怒ったウールコットは子供たちが楽しみにしていた観劇を中止にしてしまう。慌てて機嫌をとろうとやっきになる子供たち。だが次男バンティが父の軍服に靴墨をこぼしてしまい、火に油を注ぐ結果になってしまう。

第2話 What are fathers for anyway
観劇の中止を言い渡された子供たちはすっかり元気をなくしてしまう。エスターもマーサも出かけてしまい、ジェニーの子守にも退屈したジュディは、父の軍服を届けにいくのだという兄ピップに便乗し、ジェニーを連れて基地へ出かけることにした。だが基地で父の顔見知りの大佐にお小遣いを貰って調子付いた彼女は、ピップを説き伏せジェニーを父の仕事部屋に置き去りにして水族館に遊びに出かけてしまう。遊びほうけた2人が戻ってきたとき、すでに父はジェニーを連れて帰った後だった。ジュディのあまりの無責任さに怒った父は、彼女をヴィクトリアの寄宿学校に入れることを決めてしまう。

第3話 (本来の第3話"Consequences"と第4話"All for the worst"からの編集か?)
ジュディが寄宿学校に行った後のリバーハウスは火の消えたような寂しさになる。今まで共に騒ぎ、遊んでいた子供たちをまとめていたのは実はジュディだったのだ。エスターとピップは彼女から便りのないことを心配する。一方、ジュディの寄宿学校でははしかが流行し、生徒を一時帰宅させることになっていた。ところが、帰宅を許さない父はジュディを友人の家に預けると言う。だがジュディは友人と別れ帰宅する途中に財布を落としてしまい、雨の中を何日も歩き続けてリバーハウスに帰ってくる。

第4話 Secrets
飲まず食わずでようやくリバーハウスにたどりついたジュディを、バンティが発見する。追い返されることを恐れて自分の帰宅を必死で口止めするジュディ。彼女のために食べ物を調達しようとするバンティだが、父に見つかって部屋に閉じ込められてしまった。ようやく窓を伝って逃げ出した彼は、メグに協力を求める。小屋に駆けつけたメグはジュディがひどく衰弱していることを知り、医者に見せようとしたが自分の帰宅が父に発覚することを恐れるジュディはそれを拒んだ。そこで兄姉(きょうだい)たちは彼女のいるボート小屋に家具や食器を運び、看病する。

第5話 Tomorrow do thy worst
懸命にジュディの看病をする子供たち。だが彼女の病状は一向によくならない。両親に打ち明けようとするメグだが、ピップはそれを拒否する。一方ジュディは、3日後の汽車で学校に帰ると言い出した。そこで兄姉は河原でのピクニックを計画し、名残を惜しもうとする。だが当日、偵察に残ったバンティがふとしたことから父にその秘密を漏らしてしまう。父はエスターと共に河原に駆けつけるが、先回りしたバンティの知らせでジュディは発見されずにすむ。しかし夜になって、庭を散歩していた父は偶然ボート小屋にいるジュディを発見、すぐさま学校へ戻らせようとするが、彼女の病状がただならぬことを知り、必死で抱きしめる。

第6話 Into the sun
衰弱しきったところを父に発見されたジュディだが、ひどい肺炎にかかっていることが判明する。その回復をひそやかに祈る子供たち。やがて彼女は回復するが、予後を心配した医師は暖かい北部への転地療養を勧めた。また,一人ぼっちで他所にやられると思ったジュディは父とエスターを非難するが、実は2人が北部にあるエスターの実家に家族皆で旅行することを決めていたことを知り一転、大喜び。やがて父1人を残し、家族は旅立って行く。

第7話 Yarrahappini
7人の子供をつれ、結婚後初めて実家に帰ったエスター。彼女の両親たちは大喜びで孫たちを歓迎する。その中でジュディも乗馬を楽しむなど、見違えるように元気になっていった。一方、長女のメグは文学好きな倉庫番の青年、ギレットに惹かれていく。しかしギレットはアルコール中毒の患者だった。酒を煽って別人のようになった彼を見たメグは深く傷つく。そのころ、リバーハウスでは父が1人皆の帰りを待っていた。

第8話 The Picnic
リバーハウスに変える日も近付いてきたある日、エスターは父のエスコートで舞踏会へ、子供たちはギレットとともにピクニックに出かける事となった。木材運搬の牛車に乗って、遠く離れた山へ来た一行。しかしメグとギレットの間には気まずい雰囲気が漂い、ピップとお転婆なジュディの間もしっくりとはいかない。そんな中、ギレットはメグに人の欠点を強く責めるような女性にはならないで欲しいと忠告する。その言葉から、メグは今までの自分に欠けていたものに気づいた。その時、河原で遊んでいたジェニーの頭上に突然、腐った大木の枝が落ちかかり、助けようとしたジュディが下敷きになってしまう。

第9話 Going home
ジェニーは無事だったものの、助けようとして木の下敷きになったジュディは背骨を折る重傷を負ってしまう。ギレットたちは彼女を小屋へ運び、医者を呼んで懸命に看護しようとする。ジュディは必死で苦痛を耐え気丈に振舞おうとするが、次第に気力も衰えていった。やがてピップとともに医者が駆けつけるが、もはや施す術はなかった。ヤーハピニーの丘にジュディを葬り、一家はリバーサイドへと帰って来る。そんな中、ジュディの思い出にひたる父。彼の中の頑なさが、少しずつ変わろうとしていた。

増山久明編・著「NHK少年ドラマシリーズのすべて」から引用)

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